平成15年度 地球環境市民大学校 国際協力講座 in香川 研修報告

 環境事業団地球環境基金は、NGO等が日本国内及び海外で行う環境保全活動に対して助成を行っています。
 また、環境保全に関する専門技術・知識の向上を図ろうとするNGOスタッフやNGOによる環境保全活動を積極的に
 支援する人々を対象に、各種研修を実施し、環境保全活動の振興を図っています。地球環境市民大学校「国際
 協力講座」では、地球のこと、世界のことについて、みんなで考えていきます。(研修のしおりより)

  開催期間  2004年2月21日(土)〜2月22日(日)

  会 場    KKR高松さぬき荘 ・ 財団法人オイスカ四国研修センター(実習会場)

  主 催    環境事業団地球環境基金

  後 援    香川県

  協 力    アムダ国際福祉事業団 ・ 公設国際貢献大学校




研修のねらい

講演・講義 (ケーススタディー)
  【内容】  環境保全・国際協力の現場での活動の具体的実例を紹介する
  【ねらい】 地球規模での環境保全や、開発途上国の現場での現状と問題点を認識する。
          〔松下氏〕 環境問題に取り組む学識者である講師
          〔 林 氏 〕 環境途上国政府(GO)の中で、国際協力に携わった経験をもつ講師
          〔東川氏〕 環境保全NGOによる国際協力活動に現在携わっている講師
          〔池田氏〕 環境保全NGOによる国際協力活動に現在携わっている講師

グループ討議
  【内容】  事例教材を用いた参加者の討議を中心とした授業。事例としては、NGOによる国際
         協力の現場で、起こり得る問題を扱い、問題解決の方法を考え、他者と討議を行う。
  【ねらい】 プログラム・オフィサーは、外国政府,他のNGO団体,現地住民等との交渉をしなければ
         ならない。参加者どうしの討議により、意思決定,状況把握,話術の訓練となる。

プロジェクトマネジメント
  【内容】  国際協力における組織マネジメント。本部及び現地における人事・財務・情報管理
         プロジェクト管理の方法を紹介。
  【ねらい】 国際協力の分野では、現場で汗をかくことだけでなく、本部の業務内容・意思決定
         プロセスをしっかりと把握すること、その上で本部と緊密な連携を保つことが、事業の
         成功のカギとなる。プログラム・オフィサーの広範囲な業務や必要とされる資質のみならず、
         話題となっている組織としての説明責任、透明性、プロ意識といった今後の課題について
         理解を深める。

外国人研修生との交流学習
  【内容】  財団法人オイスカの研修センターで、職業訓練を受けている各国研修生とのコミュニケーションを
         楽しむ。
  【ねらい】 来日して間もなく、日本語も不得手の外国人研修生との会話を楽しむことで、国際
         協力には欠かせない外国人との会話能力を高める。



研 修 日 程

 〜 第1日目 2月21日(土) 〜
9:30
10:10




10:40


12:00
13:00


14:20


15:40


17:00
18:00

19:00
20:00
  
 集 合(JR高松駅 又は KKR高松さぬき荘)
 開講式
  開講あいさつ(アムダ国際事業団/鈴木剛史 国際理解・交流事業部長)
  主催者あいさつ(環境事業団/佐々木修 地球環境基金部長)
  来賓あいさつ(香川県/末澤春一朗 総務部国際課長)
  日程及び研修概要説明(公設国際貢献大学校/森分則善 研修係長)
 講演
  演題「地球温暖化と地域からの取り組み」
  講師/京都大学大学院教授・公設国際貢献大学校相談役 松下和夫 先生
 昼 食(自己紹介)
 講演
  演題「福祉政策支援とNGOの役割 〜カンボジアでの体験から〜」
  講師/前 カンボジア王国社会省大臣顧問 林民夫 先生
 講義(ケーススタディー)
  演題「中国黄土高原での緑化協力について」
  講師/特定非営利活動法人 緑の地球ネットワーク世話人 東川貴子 先生
 講義
  演題「国際協力における組織マネジメント」
  講師/公設国際貢献大学校 教務部長 鈴木剛史
 オリエンテーション・宿泊室へ入室
 グループ討議T 「君ならどうする? 国際協力の現場から」
  講師/公設国際貢献大学校 教務部長 鈴木剛史
 夕 食
 グループ討議T 「君ならどうする? 国際協力の現場から」(つづき)
  講師/公設国際貢献大学校 教務部長 鈴木剛史  (〜21:30)



〜 第2日目 2月22日(日) 〜
7:00
7:30
8:30
9:30

10:00


11:00


12:00
13:00
13:30

15:00


15:30
16:30
 起 床
 朝 食
 チェックアウト・バス移動
 財団法人オイスカ四国研修センターに到着
 入所オリエンテーション(財団法人オイスカ四国研修センター 早川訓由 副所長)
 講義(ケーススタディー)
  演題「オイスカの国際協力及び『子供の森』計画について」
  講師/財団法人オイスカ四国研修センター 研修課長 池田敦史 先生
 体験学習「外国人研修生との交流」
  講師/財団法人オイスカ四国研修センター 研修課長 池田敦史 先生
  協力/財団法人オイスカ四国研修センター 外国人研修生12名
 昼 食(外国人研修生と交流しながら)
 体験学習「外国人研修生との交流」(つづき)
 グループ討議U 「異文化理解とNGOの現場」
  講師/財団法人オイスカ四国研修センター 研修課長 池田敦史 先生
 閉講式
  閉式の辞(環境事業団/佐々木修 地球環境基金部長)
  受講証書授与
 オイスカ四国研修センターを出発
 解散(KKR高松さぬき荘・JR高松駅前)