平成20年度 ヒューマン・ディベロップメント・プログラム

 

 本校では、国際社会のパートナーシップの担い手として、グローバルとローカルをつなぐ大胆な発想をもつ国際人の
 育成を目指して、在外公館や外国の在日公館の大使・公使等のご協力を得て、ヒューマン・ディベロップメント・プロ
 グラムを実施しており、「国際貢献は足もとから」との見地から、本校での特別講演や、教育現場における国際理解
 学習の推進を目的とした訪問・交流を行っています。


4月28日   駐日バングラデシュ人民共和国大使館
  アシュラフ・ウド・ドウラ特命全権大使をお迎えしました
   岡山−バングラデシュ間の交流の促進等を目的として来県中であった駐日バングラデシュ人民共和国
   アシュラフ・ウド・ドウラ特命全権大使をお招きし、岡山県副知事表敬、提携校の吉備国際大学大学院生に
   よるバングラデシュでの調査報告会等のヒューマン・ディベロップメント・プログラムを開催しました。また、
   的野秀利校営管理者より、2007年11月に発生した大型サイクロン「シドル」の被災者への災害見舞金の
   贈呈を行い、今回の大使ご来県を大きな契機として、バングラデシュとの更なる連携強化を図ることで合意
   しました。
日 時  平成20年4月28日(金)
招 聘 者  駐日バングラデシュ大使館
  アシュラフ・ウド・ドウラ特命全権大使
  モハマッド・モニルル・イスラム一等書記官
内 容  11:30〜12:00  島津義昭 岡山県副知事表敬
 13:00〜13:30  バングラデシュへの派遣者による調査報告
            大使との意見交換
            災害見舞金の贈呈

   報告者:八木正男 (吉備国際大学大学院国際協力研究科在籍・岡山市職員)

     公設国際貢献大学校は、吉備国際大学大学院等を設置している学校法人高梁学園と連携協力協定を
    結んでいます。2006年、同大学院国際協力研究科が開設されるまで、岡山県には、大学院レベルでの
    国際協力研究科がなく、「国際貢献先進県」を目指す岡山県にとって、課題となっていました。本校は、
    同研究科の開設に積極的に関与し、即戦力となる国際協力専門家を育成するために、フィールドワークの
    実施や国際協力実務者を教員として出向させる等、提携校として踏み込んだ協働を行っています。
     今回のヒューマン・ディベロップメント・プログラムでは、安全な水利用が課題となっているバングラデシュの
    水管理(コミュニティベースでのヒ素対策等)を研究している八木院生が、先月、フィールドワークのため
    訪れたバングラデシュの村々での調査状況を報告するカンファレンスを企画しました。ご出席を頂いたアシュ
    ラフ・ウド・ドウラ駐日バングラデシュ大使より、同国の水施策の現状や今後の研究の進め方等についての
    アドバイスを頂きました。